#157 イギリスの大学院-19 新型コロナウイルス(COVID19)対応

大変おひさしぶりでございます。Lincoです。

最近世界中での話題はCOVID19でもちきりですね。Lincoも何かできないかと考えたところ、ブログを更新することにしました。

イギリスの大学へ留学を予定されている方、ご家族が留学・あるいは留学を予定されている方、みなさん新型コロナウイルス感染症(COVID19)の影響で実際イギリスではどのようになっているか気になっていると思います。



イギリスの現地に住んでいて、Lincoが知っている情報と個人的見解のみですが、こちらが現在どうなっているのかブログに書いていきたいと思います。

1.大学は臨時休校しているの?
2.授業はどうなっているの?
3.  テストはどうなるの?
4.普段の生活はどうなの?
まとめ



まず
1.大学は臨時休校しているの?
単刀直入に言うと、休校していません。でも開いてません。




えっよくわからない。と思うかもしれませんが、大学はやっていますが学生に対してはほぼキャンパスに入ることはできません。えーじゃーうちの子供たちはいま、勉強もせずに遊んでいるの?なんて心配される方もいるかもしれません。詳しく説明する前に、イギリスの今(3月29日現在)の状況です。



このブログを見ている方はボリスジョンソン首相の方針演説をお聞きになった方も多いかと思いますが。

イギリスは、3月23日の夜より外出を控えることを求められております。
以下は在英国日本大使館より抜粋
https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Corona_Speech.html
(1)外出が認められるのは、必要最低限の買い物,一日一回の運動,医療上の必要、真に必要な通勤という目的に限られる、
(2)生活必需品以外を扱う商店や施設は閉鎖し、3人以上が公共の場で集うことや、結婚式等を含む社会的行事を中止する、
(3)ルールに従わなければ,警察は罰金や集会の解散を含む対応を取る、としています。 現在英国に在住されている方だけでなく,英国を旅行されている方につきましても,
上記(1)で認められる真に必要な目的以外の外出は控えてください。


図書館は今は開いていません。


つまり、学校を臨時休校してくださいという通達は出ておりません。でも外出は控えてくださいということです。

では、学生/留学生の皆さんはどうしているのか?

2.授業はどうなっているの?

現在はほぼ大学のすべての授業が、オンラインになっているようです。なので、生徒は自宅から、インターネットを介して、授業を聴講する形式をとっているようです。(あくまで私が知る限りの大学ですが)


例:オックスフォード大学:学部生へのE-mail
http://newsletter.admin.ox.ac.uk/q/119z7D5YRyVq/wv

イギリスの大学ではまえまえからBlackBoardなどのオンライン学習プラットフォームをこのウイルス流行前から使っております。(Lincoが大学院生だった時も使っておりました!)

BlackBoardでは、先生がアップロードした授業の資料を生徒がダウンロードできることになっており、予習や復習もできます。通常ならば、大学にその資料を持って行って(人によっては印刷しているし、ノートパソコンにデータを落としていく人もいます。)授業に参加します。場合によっては録音・録画記録がBlackBoardにあげることも可能。なので授業を休んだとしても、授業のスライドが手に入らないということはほぼありません。

その代わり、先生たちは授業が始まる学期前から資料を上げることを勧められます。最低1週間以上前まで。現在ももちろんこれを使っているため、急に授業がオンラインに変わったからといってそれほど、授業の資料の準備に関しては変わりがないと思われます。

そして、現在の実際の授業はというと、BlackBroard Collaborateのような、遠隔でTV電話のようにお互い顔を見ながら授業を受けることができます。(Skype BussinessやZoomのようなものですね。)音声も映像もリアルタイムで。授業のスライドも画面上でシェアされます。

https://www.assistmicro.co.jp/products-category/blackboard/

大学によって、使っているフォームのタイプはいろいろあると思いますが。オンラインである程度の授業は行えているようです。

今回のCOVID19により生徒も急な変化に対応するのは大変ですが、先生たちも大変。いきなり遠隔で授業となると資料の準備も変わってくることも。

大学側は、先生や生徒を遠隔でも頑張ってサポートしています。



まず大学は先生にどう授業をやるのか迅速にレクチャーし、授業が必要な先生たちがこのプラットフォームを使えるようにしていたようです。(個人的には今の時代だからできるのかもしれが、結構年配の先生って対応しきれるのかなーとおもってしまったり。。。)

そして、生徒へは一斉のメールなどで、どのように接続するかなどを説明。
先生をやっている友達に聞いた話によると最初の1,2回の授業では生徒もうまくつながらない、つながっているが使い方がわからないなどありながらも、先生のアドバイスに従い、今は落ち着いてきているようです。


オンラインでできない実技のような授業は延期となっているようです。
あとは政府の判断を待っている状態です。大学側も日々新しい状況を報告しているようです。

なので、親御さんのみなさま、留学中の学生のみなさんはちゃんと授業に参加しております。でも、学校には行っておりません。(いや、行けません。)

あと、近日中のオープンキャンパスは中止になっておりますが、オンライン上である程度大学を見ることができます。留学をされている方は夢のキャンパスライフ過ごせないものの、学びたいものは十分学べている状況です。もっと勉強に集中できるかもしれませんね。

Lincoln大学のデジタルオープンキャンパスは過去ブログから。

日本はいまは春休みシーズンかとおもいます。日本の大学でも入学式を自粛したり、授業開始を遅らせたり、留学を停止したりしているようですね。


Lincoの予想ですが、今後の政府の方針次第ですが日本の大学もこちらのようにオンライン化が始まるかもしれません。

私が知っているイギリスの友達で慌ててパソコン買ったという人は聞きませんが、人によっては準備がいるかもしれません。

普段の授業とは違い、オンラインの授業に必要なもの。
-パソコン
-カメラ(付属なら不要)
-マイク(付属なら不要)
-スピーカー(付属なら不要)
が必要です。

今どきの大学学生は自分のパソコンはもっているひとが大半でしょうし(ノートパソコンならマイクもカメラもたいてい標準装備)、デスクトップ型のPCだとしてもイヤフォン(マイクとスピーカー代り)はスマホを持っている人はたいてい付属で付いてくるので大丈夫かと思いますが。。。。もしいつも学校のPC使っていたよとか、家にパソコンがない方、パソコンにカメラ、スピーカー、マイクがない方は準備されておくといいかもしれません。外出自粛になると、買い物も普段通りというわけにはいかないので。

そのほか必須ではないがあった方がいいなというのは


自宅での
-机(長時間勉強しててもつかれない)
-椅子(ソファーとかでもいいが、長時間勉強できるところ)
-背景が映ってもOKな場所の確保(バーチャル背景も使えますのでOKですが。。)

3.テストはどうなるの?

大学の試験については、一部延期というところもあるようですが。このCOVID19のため外出を控える方針が、どれほど続くかわからないため、多くはオンラインでの試験に切り替えるところも多いようです。まだ試験日までわかりませんが。その兆候が強いようです。各大学がHPに詳細は記載しておりますので、そちらをご確認ください。先生たちも準備がいつもと異なるので、大変だと思います。

試験が次の学期でまとめて行われることになったりするため、留学生のためにビザの延長も臨時で認められているようです。

また、金銭面での補助などもしてくれる場合もあるようです。

例:ケンブリッジ大学 https://www.cam.ac.uk/coronavirus/students

外出自粛(事実上の禁止)になったからといってイギリスの大学はお休みになって、みんな家でのんびりしているというわけではなく、結構仕事が増えている人も多いかと思います。

それにしても、このキャンパス閉鎖の通知から、オンラインへの対応がとても迅速だったなと思います。準備期間ほぼゼロで先生も生徒もITチームもほぼオンラインに置換。おそらく、IT部署は数日前から、もしかして政府から外出自粛命令が出た際にはどうするかということで、準備はしていたのではないかと思いますが。。。それに対応できる現代はすごいなと感心してしまうLinco。。。

各種方面大変なことが多く、一か所にしわ寄せがよってしまったり、建物自体に入ることをEssentialではないと判断された場合、完全に実験が停止してしまったところも多くあるようです。でも人の命には代えられないので、みんな納得しているようです。


4.普段の生活は?

警察や医療関係、スーパーマーケット、またその子供たちを見る保育園、宅配、デリバリーなどEssential(必要不可欠)な仕事として考えられている職業の皆さんは仕事を職場でしております。(通常通りではないかもしれないですが)
他の一般企業や在宅勤務が可能な部署では、在宅勤務を推奨されており、パブやレストランなども営業ほぼ停止し。結婚式などのイベントも一切禁止で、お葬式のみ例外として認められています。ボランティア活動も、最初は集団ではなく、一人一人での自主活動はOKだったのですが、外出が自粛になった今、ほぼ買い物と運動以外は外に出れない状態です。なので外で出会う人の半数が走っていて、なんだかぱっと見はとても健康的な国なんではないかと勘違いしてしまうほど、外の風景は変わっております。



子どもがいる家庭は、いままで子供との時間が仕事で取れずに不満を言っていたにもかかわらず、今や在宅で24時間365日、子供が2分おきに「おかーさん」や「おとーさん」と呼んでくるので、仕事にならないとも聞きます。確かに仕事をこなしながらとなると長期間はストレスが溜まってしまうかもしれませんね。早く収まれCOVID19。



Lincoの生活はというと、昼間は仕事、夕方に1日一回運動(早歩きかかるいジョグ)、買い物は3日に1回程度しています。



運動は普段していないにも関わらず始めた私です。なぜかというと、在宅勤務が急に始まってしまい、家にノートパソコン(カメラ、スピーカー、マイク付き)はあったので仕事はそのまま継続できたものの、自宅には仕事をするために適した机もイスもない状態。そのため、仕事はソファーやダイニングテーブル(足がつかないタイプ)に座って長時間しております。そうすると体のあちこちが痛くなってしまうのです。なので、1日1回の運動が許されている今のうちは、夕方軽い運動をしております。これは本当にありがたいです。

私が今住んでいる地域は、リンカーンよりも、より一層田舎の村なので、人があまりいません。なので、人とすれ違う時も、車が通る道の反対側にわたって、なるべく近づかないようにすることができます(政府は2m以上間隔をあけるようにと推奨)。




スーパーはトイレットペーパーやパスタ小麦粉はもちろん、一時期生鮮食品が品薄になりましたが(1週間くらい前に多くの企業が自宅勤務に切り替えた時)、(LincoのTwitter参照)今は一旦落ち着いてきた感じです。でも現在もなおパスタとトイレットペーパーは大型スーパーで全く見かけません(2-3週間くらい見かけないな)。また、大きなスーパーマーケットよりも近くの小さいお店の方が品はそろっている気がします。



さらにここ数日で、一家族1人のみの入店規制がかかり始めました。店内の人が多くならないように人数制限して、店の前に2m間隔のガムテープ線が引かれており、間隔をあけて並んでいます。レジ前でも同じです。即席のガムテープと、看板と1人のスタッフを立たせて説明することによって、感染拡大を食い止めようといろいろ努力しております。また、例えばお客さん通しでも同じ棚を見たいとしてもなるべく、前の人が商品を手に取って、動いてからその場所に行くように、何となく阿吽の呼吸で動いている。これは素晴らしいなと思います。少ない品をみんな寄ってたかって取りに行ったりはしません。

しかし、考えてみると、東京やロンドンなどの大都市では、なかなか難しいと思います。より一層、外に出ないようにデリバリーなどを利用するしかないのかなと思います。デリバリーも顔を合わせてサインすることを減らして、家の前に置くことになっております。いまは配達完了の通知が来るのでとても便利です。

サラリーマンではなく自営業の方などは仕事が全くなくなって大変だという方もいると思います。イギリスの政府は当面の3か月間80%の給料(最大£2500/month)を保証するという政策も打ち出しているため、それほど混乱はしていないように見受けられます。でも現在のところ3か月という期限付きなので今後どうなるかはわかりません。(しかもいろいろな条件もあるようなので、全員が全員それに当てはまるかどうかわわかりません。)
https://www.gov.uk/guidance/claim-a-grant-through-the-coronavirus-covid-19-self-employment-income-support-scheme


病院はどうなっているのかということですが。簡単に言うと、総合病院は開いていますが町医者は開いていません。

医療制度は無料となっており、誰でも国民であれば医療機関にかかることができます。といっても、Lincoは外国人なので、ビザの際に多額のお金を払っています。そして、給料からも保険料引かれているのですが(´;ω;`)
NHSについてのLincoの体験談を知りたい方は過去ブログを



現在私が住んでいる村の町医者の建物は完全に閉められています。では病院に行きたいときはどうするかというと、1.電話。2.診療の予約。3.医師(GP)が予約日に電話で診療/診断/アドバイス。4.必要に応じて指示に従い総合病院に行く指示がでるという感じです。医療従事者が感染しないように、また病院で感染者が拡大しないように対策を取っているようです。定期的なお薬などもネットで頼んで処方してもらい、郵送で配達されるようになっており、病院に行く必要がなくなっております。
また、総合病院はもともと町医者(GP)の紹介が必要になっているので、必要がないと判断されれば行けません。さらにNHSではなく、私立の病院は無料ではなくお金をしっかり払ってですが、開いているところもたまにあるようですがこれもまずは電話。ほぼ同じく、電話での対応となると思われます。



まとめ

イギリスでは感染拡大防止/医療機関のパンクを防ごうと最善策を日々考え企てています。
政府でも社長でもないLincoのような人たちができることは限られるかもしれません。

しかし、

- 人と間隔を開けて歩く。
- 買い物はなるべく少ない回数で必要最低限を購入。
- 食事前や外から帰ってきたとき、くしゃみをした後は手をよく洗う。
- 顔をなるべく触らない。
- くしゃみをするときは覆う など

誰でもできることは、みんなしている印象です。

残念なことに、今日では日々健康管理には人一倍気を付けているであろう、首相も保険相、そしてチャールズ皇太子までも陽性反応になるくらい流行が確認されているイギリスです。ロンドンをはじめ、都市部では流行拡大はかなり広がってきているように感じられます。Lincoは自分ができることはできるだけして、いこうと思っております。(ブログの更新とか。。滞っててすみませんでした)

現在新型コロナウイルス感染症(COVID19)で世界中で多くの方が影響を受けていると思います。この状況を一刻も早く打破できるよう。また、皆様の安全とご健康をお祈りいたします。

また最新のイギリスのニュースが日本語で見たい方は在英日本大使館やBBCジャパンがLincoのおすすめです。
https://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
https://www.bbc.com/japanese

英語でもOKという方はもちろん政府のページで最新情報をGet
https://www.gov.uk/coronavirus


日本やイギリス、そして世界中のみなさん、StayAtHome!

👆ここから過去ブログ見れます。

本日も読んでいただきありがとうございました。もしよかったら、過去ブログなども見て見て下さい。よんだよー。の代わりに下のボタンをぽちっとしていただくか、コメントなどをいただけると励みになります。Linco


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bameketjacobi さんの投稿…
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