#134 日英文化の違い-1 キッチン

イギリスの身近な物の日本との違いについて書いていきたいと思います。

今回はキッチン編
一般的なものとしてこの3つについて。
・オーブン
・4つのコンロ
・流し
・炊飯器



まず、ヨーロッパの代表的な調理器具と言えば。
オーブンですよね。

特にイギリスはオーブンで調理する文化が昔から定番で、
みんなポンポンオーブンに入れて、取り出して食べています。


やっぱりオーブンで調理したほうがおいしいものはおいしい!
電子レンジよりおいしい気がします。
オーブンが気軽に使えるヨーロッパのキッチンいいなーと思います。

例えば、学生の定番は冷凍フライドポテトやピザをオーブンで温める。フライ系やお総菜系も、オーブンでの加熱調理が一般的。


イギリスの伝統的な料理の一つもパイ料理で、オーブンを使います。
ローストビーフも、ヨークシャープディングも全部オーブン調理です。
(一番下↓にイギリスのおいしい料理の過去ブログのリンクを貼っておきます。)


オーブンの使い方は、電子レンジと同じ感じで
パッケージに書いてあるおススメ加熱時間(約20分)と温度(180-220)に設定して。
あとはポンっと入れて待つだけ。


電子レンジになれている私にとっては、
余熱とか考えると、結構時間かかるなーと最初は思ってしまいました。

30分くらいは出来上がるまで、テレビ見たり他のものを作って待っています。

日本の一般家庭には、大きなオーブンはあんまりないし、電子レンジと一緒になっていることが多い、それかトースターをオーブンがわり。しかもそんなに大きくないから30分も占領されたら、ほかの調理に支障をきたすので、オーブンはケーキとか、パンとかクッキーとかBake系にしか使わない気がします。


しかし、イギリスの電子レンジと言えば一昔のくるくる回るタイプのオーブン機能はない電子レンジです。(もちろんオーブンがあるからオーブン機能なんていらない。)


イギリスではオーブンでの調理がとても一般的で、電子レンジでプラスチック容器のモノを温めようとしたものならば、みんなが血相変えて飛んでくる!容器によってはちゃんと電子レンジOKなのに。。。。大丈夫かどうかをGoogleでわざわざ調べる友達もいれば、
「オーブンにしようよ!待てばいいだけじゃん」と説得されることも。。。。

プラスチック+電子レンジ=溶ける-->ガンになる!みたいな感じです☹

そのため、あまりラップも使わないし、みんなホイルで何でもかんでも包むことがまだまだ一般的。フラットメートはいつもホイルでサンドイッチを包む。私はラップで包む。
サンドイッチとかラップの方が全然、パサパサしなくていいと思うんだけどなー。

そんな時、私も保育園の時はホイルでおにぎり包んでたよなーと。なんだか昔の記憶がよみがえる。(懐かしい!)

オーブンのネガティブな経験は。。。

(これは新築の家のオーブン新品で綺麗だった)

学生寮(フラット、アコモデーション両方とも)となると、昔の人が使っていたオーブンを使いまわすことになるのですが、オーブンって、使ったらあつーくなるので、
直後に綺麗にしたりできないので、結構学生さんは掃除をおこたりがち。
(電子レンジなら吹き零れたりしてもすぐ拭いて終わりなのですが。。。)

そのため私の3回目の家のオーブンは入居時とっても汚かった。。。
なんだかそこで調理をする気が失せました。。。でも念入りにきれいにして何度も温めて(滅菌!)ようやく落ち着いて使うようになりました。

2つめのイギリスのキッチンは、オーブンの上にある4つのコンロ


(写真はHI式のコンロクロイ部分に4つ)

イギリスの場合多くの家庭がこれが四角にコンロが配置されています。日本の場合2口コンロが多いかと思いますが。4つあるので便利!と思いきや。それほどでもない。四角に配置されているので、一緒にはなかなか調理できないのが現実。スープ系があるときやご飯を鍋で炊くときは奥の方でおいておけばいいのでけっこう便利ですが、狭い空間に4つあるので、フライパンを振ると当たってしまう。。。

そして、4人から6人で暮らすのが一般的なので、料理時間はずらさないと難しい。
(だからオーブン料理は、ほいっと入れて待つだけなのでそんなに邪魔にならない)


全員がほぼ同じスケジュールで生活できる友達のフラットでは毎晩料理を一緒に作っている友達もいます。それはそれで楽しいと思いますがやっぱり、キッチンに立つのは2人がMax(狭いので)。その友達はいつも料理係と買い出し係と、洗い物がかりに分けていると言ってました。それはそれで共同生活の楽しみの一つ!

イギリスの流しですが、一軒家並みに4-6人が生活しているのに、流しはとっても狭い!まるで東京の一人暮らしのサイズ。最初は驚きましたが、これが一般的なサイズのようです。三角コーナーなんておくところありませんw。


大きなオーブン用のトレーの方が大きいくらいでうまく洗えないくらいのサイズです。。。でも慣れればなんだかそれでやっていけるので不思議。


最後にキッチンに欠かせない炊飯器

イギリスのキッチンには残念ながらありません!

主にイギリスの貸家はFurnishedと言って家具家電付ですが、炊飯器は残念ながら有りません。鍋で炊くか、炊飯器を自分で買うことになります。(中国の友達のなかにはスーツケースに炊飯器を入れて持ってきている人もいましたが、日本のモノは持ってこない方がいいと思います。電圧が日本は100vに対してイギリスは250vなのでかなり違うので危険です。)

違う土地での料理は楽しくもあり、新しい発見もたくさんです。料理は文化も反映しているので、いろいろな国の人と住むと、あらたな発見がたくさんあります。


日本のようにコンビニ弁当買って温めますか?という聞かれるような文化はありません。
ランチの定番は、サンドイッチですし。お弁当はお寿司とかで、温かいものではありません。カップラーメンもありますが、日本のように季節によってどんどん新しい製品が出てきたりもしないので、飽きてしまうでしょう。

そんなこんなで、イギリスでの食生活は日本での学生の食生活とちょっと違うものとなるでしょう。そしてキッチンでの自炊も留学生活の楽しみの一つですし節約の一つです。留学されている人は毎日どのような生活をしているのでしょうか?自分なりの調理の仕方があったら教えてください。

本日も読んでいただきありがとうございました。もしよかったら、過去ブログなども見て見て下さい。よんだよー。の代わりに下のボタンをぽちっとしていただくか、コメントなどをいただけると励みになります。Linco


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