今回は留学抜きのCOVID19 関連です。
留学に関連しなくてもイギリスから伝えられる情報はブログやTwitterを通じて発信していきたいなと思っております。
日本でも最近は100人以上の新規感染者が確認されてるようですね。早く収まれCovid19
みなさん#StayAtHome
今回のブログは、COVID19関連の情報をあらゆる角度から理解したい人におすすめです。
自宅隔離を推奨されてほぼ2週間たっているイギリスではニュースがあまりにもCOVID19関連ばかりで、ネガティブなニュースが日々多いので、家にいる時間は長いけどニュースをみる頻度は格段に減ったという人が大半。
Lincoは実はいつもよりニュース見ています。この新型コロナの世界的データが(国によって数日遅れることはあると思うけど)日々更新され、世界のたくさんの国々の医療機関・政府がこの感染症に対してデータを上げているという事実に対して、すばらしいなと感心しております。なので大半の人とは違い興味深く、より一層コロナ関連のニュースや統計数値、各国の動向を日々眺めております。
どんどん増えていく数字を見つめて不安を掻き立てられる方にとってはおすすめはしません!のでご注意を。
ではなぜCOVID19関連のおすすめサイトに関する記事を書こうと思ったか。
例えば、日本のメディアの記事やそのコメントを見ていると、「日本の政府の対応がだめだー」というのがとても多かったり、「アメリカでは○○なのに、」「イギリスでは○○なのに」というコメントが多かったりしています。でも、その人たちは本当に自分でアメリカやイギリスの統計または政府のホームページを見ているのでしょうか?どこが情報源(出どころ=ソース)なのと思ってしまいます。コメントを見ると「アメリカに住んでいる友達が言っていたけど。。。」とか、アメリカのメディアがひろったあら捜し的なものだけをリツイートしてる雰囲気を個人的に受けてしまいます。まーそういうものがHit数が高く、話題のツイートとしてあがってしまうのでしょうが。
Lincoはもともと専門が生物系の人間でもあるので、その情報のソースがなんであるのかなど気になって調べちゃうタイプなのです。
そこで、興味がない人が大半かもしれませんが、私が常にチェックしていて、いろいろな角度から物を見るための1つの方向としては、信頼できると個人的に思ているCOVID19関連の情報サイトのリンクを上げておきます。(はっきり言ってしまえば自分への覚書。)
1.World Meter https://www.worldometers.info/coronavirus/
世界中の感染者数などの数字をみるのはココ
2.NextStrain https://nextstrain.org/
世界でのの拡大経路を見るのはココ
3.NHS https://www.nhs.uk/conditions/coronavirus-covid-19/
イギリスですべき行動で推奨されていることを確認するにはココ
4.イギリス政府 https://www.gov.uk/coronavirus
イギリスの政府の方針について確認するにはココ
5.イギリスの教育について知りたい方は過去ブログ
https://studyabroadlincoln.blogspot.com/2020/03/157-14covid19.html
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1.World Meter https://www.worldometers.info/coronavirus/
世界各国の新型コロナウイルス感染症の数字を追うならこれが一番見やすい!!
World Meterの画像は全て4月4日(GMT)現在
利点
1: 表が並び換え(ソート)ができる。
2: グラフが見やすい。
3: ソースが追える。
4: 更新が早い。
5: 項目のバリエーションが上がっている。
欠点 (ほぼないけどあえて挙げるとしたら)
1: 広告が多い。
2: 日本語がない。
ご覧いただけるとわかりますが、各国の感染者数の推移や、死亡者数、重篤患者数などなど、たくさんの重要項目が1つの表で示してあります。さらに一番上の項目ごとにソートができるために、感染者数順であったり、検査数順であったり、それの100万人当たりのデータだったりで並び替えができるので、とても便利。
さらに、各国の名前をクリックするとの情報のソースのリンクもちゃんとついており、出どころがしっかりおえ、さらにグラフが、新規と累計で切り替えができる。また、と点がとてもいい。そして(国によっては数日遅れたりもするようですが)日々世界中のデータが更新されるところ。Lincoは、世界で死亡者数が増えるたびに悲しくなる一方、また毎週のようにデータのバリエーションが増え、この情報が欲しかったんだよなーとこのウェブを管理している研究者、科学者またボランティアの方々に感謝する毎日です。
なので、世界中の新型コロナ感染症のデータを一気に見たいと思う人におすすめです。日本のデータのみで聞こえてくる話だけではなく、自分で実際にどの程度なのか比較するのにとてもおすすめです。
例えば、国によって人口も面積も違うので最も私が注目している項目は、各国の100万人当たりの死亡数(Dearths/1M pop)です。
最近はヨーロッパのどこの国も、病院へ来ることによって感染が拡大することを恐れて、医療機関は緊急の場合を除き、診察は電話でのみになってきています。なのでこのウイルスに関する検査は簡単には受けられません。実際にイギリスで医者の友達が軽いインフルエンザ症状が出ていても、この新型コロナウイルス検査が受けられず。自宅で7日間療養しているそうです。しかし、肺炎やインフルエンザのような症状がひどく出ている入院患者に対しては、どの国も新型ウイルス(SARS-CoV2)の検査をほぼチェックしていると思うし、死亡する程度であれば他の項目に比べ漏れが少ないとみています。
その数Dearths/1M popを並べ替えするとイタリアやスペインの数の多さがかなり際立ちます。(サンマリノはイタリア北部、アンドラはフランスとスペインの国境にある独立国家で人口が少ないため、変動が大きく上位に位置。)イタリアやスペインは医療機関がパンパンになってしまい、自宅療養するしかない高齢者やハイリスク者が出てきているため、死亡数が上がっていると聞きます。なので、死亡数が高いから医療がよくないとかそのようなことでは全くなく。ただただパンデミックなこの感染者数に対して病院がパンクしてしまうようなほど患者が多くなってしまっていることにポイントがあるかと思われます。(本当のところはイタリア語やスペイン語のホームページも読めないのでわかりませんが、厚生省のようなところがベッド数など正式な数を発表しているかと思っております。)なので病院がパンクしないように抑え込もうと各国必死に自宅待機を促しております。
日本から3月末あたりヨーロッパへ旅行に行った方から感染が広がっているとも聞きます。
この新型ウイルスは同じコロナウイルスであるMERSやSARSと比べて、現在死亡率が低いといわれております。つまり、感染しても症状が出ないことが多くある、あるいは軽症であるため、知らずに感染を拡大してしまう。そして指数倍数的に感染が広がりやすい。これがポイントかと思います。
症状がなくともイタリアやスペインに最近行った方(あるいは空港を利用した方)はなるべく自主的に自宅に隔離してもらい、外への買い物は近所の友達ににメールで頼んで、ドアを開けずにメールなどで連絡をとるなどできるだけ感染の拡大を抑えたほうがいいか思います。
もう一つ注目すべきが各国の1日当たりの感染者数のグラフです。同じ国であれば、その検査判断基準が同じであるのに、陽性数が指数倍数的に増えているということは、感染が拡大していることを示しているといわれています。つまりグラフの線が右上↗に伸びている、一方グラフが横ばい→や下がっている↘場合は収束と考えていいようです。なのでLincoはこれも注目しております。
イギリス(拡大)縦軸 MAX5000
日本(拡大) 縦軸MAX400
上のグラフで日本の縦軸がかなりイギリスと比べると少ないことがわかります。イギリスは3月23日に首相がEssentialなこと以外は外出を控えるようにと発表したのは1日当たりの感染報告が1000人を超えた(21日)翌々日から。(日本のように自粛はその前から促しておりました。)その判断が遅かったのかどうかは個人や国の判断ということになりますが、10日たった現在でもなおイギリスは拡大を続けております。
韓国(収束)縦軸MAX1000
また、韓国のようにグラフが下がっていると収束したからといって、もし最近感染した人がかなり、うろうろ歩いたりしていたりすると、一気に感染が広がることが考えられます。のでその辺がまた怖いところ。世界中で現在海外からの入国規制がされているため、旅行などはしづらくなり、各国での封じ込めが大切になってきているかと思います。
ヨーロッパはご存じの通り、拡大が多くの国で見受けられ、またヨーロッパは国と国が行き来しやすいため、かなりの国で外出自粛が求められています。
また、昨日からWorldMeterのホームページではほぼ掲載国すべての国のページが見れることになりました。今まではあまりアジア圏のページはみれなかった(たぶんソースがABC言語ではなので難しかったのだと思われる)。そして、検査数と100万人当たりの検査数まで見れることになった。これもとても情報として重要なので情報の収集力がすばらしくてLincoは感動。
今後の医療関係者及び科学者の皆さんにとっても、統計やデータは重要であり、とても役立つと思います。これを見てわかる通り
なぜWHOのホームページを見ないの?と思われるかもしれませんが、WHOのホームページからも毎日の感染者情報が読み取れますが、細かい各国の情報が一気には見ずらいなという印象で、WorldMeterおすすめです。回し者とかではなく個人的な見解です。
https://www.who.int/redirect-pages/page/novel-coronavirus-(covid-19)-situation-dashboard
悪い点で上げた2点ですが。政府のページなどと比べると広告があるのでちょっとみずらいというのがあったりします。でも、ボランティアなども入って運営しているようなので、このクオリティーでタダ働きというわけにもいかないでしょうし、世界中のデータをいろいろな言語から集めている苦労を思うと広告付けちゃってくださいといっていいかもしれません。また日本語のページはありませんが、ほぼほぼ数字なので、英語の知識がゼロの人でもGoogle翻訳で十分理解できるかと思います。
世界(拡大)縦軸Max125000
上のグラフからわかる通り、1日当たりの感染者数は世界で拡大し続けております。累計ではありません。1日当たりです。早く収束し、1日でもこのグラフが山型になるのを祈っています。
日本の情報を知りたいという人、日本の都道府県別の情報が知りたい人は厚生労働省のホームページ。あるいは、図がわかりやすいのは個人的に東洋経済オンラインのホームページがおすすめです。
(写真追加4月27日)
2.NextStrain https://nextstrain.org/
このサイトでは、世界中のCOVID19関連の論文やRNAのシークエンス配列解析結果による拡散状況ついてわかりやすく説明してあります。
しかも下の方の日本語のところをクリックしてもらえれば日本語訳まである!すばらしい。
なのでこれも毎週チェックして、世界で流行っているこのウイルスがどこから広がってきているかなど注目しております。
利点
1.日本語がある。
2.感染ルートが追える。
3.世界中の論文からのソースがはっきりしている。
4.毎週更新
欠点
1.やや遺伝が小難しい
生物関係の人にとってはかなり興味深いサイトです。
新型コロナウイルス拡散の遺伝的解析と状況報告 2020-04-03.(毎週更新)
https://nextstrain.org/narratives/ncov/sit-rep/ja/2020-04-03
ここで広がりの状況を遺伝解析しております。
ウイルスはとても小さい粒子ですが、遺伝情報は人間と同じくDNAやRNAで構成されており、その配列が多少なりとも異なってくるのです。それをみると、ウイルスの拡散が調べられるのです。
簡単にざっくり説明すると、
親から生まれた兄弟であっても、遺伝子の細かい配列は全く同じということはありません。徐々に異なっていくのです。でも親から子に遺伝情報が伝わるときにガラッと変わって、人からチンパンジーになるということもないですし。たくさん変わるわけではなくつながりがある者同士のほうが近いのです。子と親の遺伝子を比べればとても似た情報が出てきて、Lincoとボリスジョンソン首相を比べたらだいぶ遠いと出てくるのです。なので、私がいまイギリスに住んでいるからといって、遺伝情報はイギリスのものになったというわけではなく、日本で生まれたやつが、イギリスに移動したということがわかるのです。
ウイルスに関しても同じようなことが言えます。(生物であるかは1000通りの回答があるのでおいといて)ちかい遺伝配列を持っているものは近くで生まれたということになります。なので、イギリス国内では同じような配列が多くなってくるのです。でもその遺伝情報をたどると、この配列は中国にに似ているとか、イタリアのウイルスににているということがわかるのです。そして、そのウイルスが採取された患者さんの問診によってどこかに旅行歴があったか、身近で最近海外に行った人がいなかったかなどを聞くことにより確定することができます。
もちろん、拡大が広がっていくと旅行歴など全く身に覚えがない人達でさえも、このウイルスに感染し始めます。でも遺伝解析をすれば、どこ由来であるかが見えてくることがあるのです。
このソースは論文や遺伝解析からの情報なのでWorldMeterのような迅速なデータではもちろんありませんですし、すべての検査で遺伝配列を調べるかというとほぼすべての検査でしていないともいます。(時間もお金もかかるので)なのでこれはあくまでも一部の遺伝情報ですが、追うことができます。
上は最近日本(アジアは紫)で流行している型に対してポインターを合わせてみました。そうすると、ヨーロッパ(深緑)から来ていることがわかります。
このこの情報も、WorldMeterと同じく膨大な論文や医療関係の資料を基にデータを日々上げなければいけません。このページのいいところは簡単な解説もついているし、日本語を含むいろいろな言語に訳されているので、英語がわからない人で読めるということです。
生物よくわかんないという人でもまずは図やグラフを眺めてみるといいかもしれません。
3.NHS https://www.nhs.uk/conditions/coronavirus-covid-19/ウイルスはとても小さい粒子ですが、遺伝情報は人間と同じくDNAやRNAで構成されており、その配列が多少なりとも異なってくるのです。それをみると、ウイルスの拡散が調べられるのです。
簡単にざっくり説明すると、
親から生まれた兄弟であっても、遺伝子の細かい配列は全く同じということはありません。徐々に異なっていくのです。でも親から子に遺伝情報が伝わるときにガラッと変わって、人からチンパンジーになるということもないですし。たくさん変わるわけではなくつながりがある者同士のほうが近いのです。子と親の遺伝子を比べればとても似た情報が出てきて、Lincoとボリスジョンソン首相を比べたらだいぶ遠いと出てくるのです。なので、私がいまイギリスに住んでいるからといって、遺伝情報はイギリスのものになったというわけではなく、日本で生まれたやつが、イギリスに移動したということがわかるのです。
ウイルスに関しても同じようなことが言えます。(生物であるかは1000通りの回答があるのでおいといて)ちかい遺伝配列を持っているものは近くで生まれたということになります。なので、イギリス国内では同じような配列が多くなってくるのです。でもその遺伝情報をたどると、この配列は中国にに似ているとか、イタリアのウイルスににているということがわかるのです。そして、そのウイルスが採取された患者さんの問診によってどこかに旅行歴があったか、身近で最近海外に行った人がいなかったかなどを聞くことにより確定することができます。
もちろん、拡大が広がっていくと旅行歴など全く身に覚えがない人達でさえも、このウイルスに感染し始めます。でも遺伝解析をすれば、どこ由来であるかが見えてくることがあるのです。
このソースは論文や遺伝解析からの情報なのでWorldMeterのような迅速なデータではもちろんありませんですし、すべての検査で遺伝配列を調べるかというとほぼすべての検査でしていないともいます。(時間もお金もかかるので)なのでこれはあくまでも一部の遺伝情報ですが、追うことができます。
上は最近日本(アジアは紫)で流行している型に対してポインターを合わせてみました。そうすると、ヨーロッパ(深緑)から来ていることがわかります。
このこの情報も、WorldMeterと同じく膨大な論文や医療関係の資料を基にデータを日々上げなければいけません。このページのいいところは簡単な解説もついているし、日本語を含むいろいろな言語に訳されているので、英語がわからない人で読めるということです。
生物よくわかんないという人でもまずは図やグラフを眺めてみるといいかもしれません。
もちろんLincoはUKに住んでいるのでNHSの情報は欠かせません。私たちにできることは何なのか、またやってはいけないこと、すべきことなど。最新情報が出ております。
外出できるのは
-必要不可欠な買い物。例えば食料、医薬品そしてなるべく買い物に行く頻度を減らして下さい。
-1日1回のエクササイズ、例えばランニング、ウォーキング、自転車など、一人で行うか一緒に住んでいる家族のみで行ってください。
-家ではできない仕事の通勤のための外出
常に2mは他の人との距離を取るのは大切です。
行動としては
手はよく洗い、くしゃみをするときは覆う。顔を触ったら手を洗う。
ということが推奨されています。おそらく日本も同じかと思います。
4.イギリス政府 https://www.gov.uk/coronavirus
Essentialな行動や仕事です。
Stay at home
- 外出は食べ物、健康、仕事(家ではできないこと)のみが許されいてます。
- もし外出するときは2m以上の距離をほかの人とは常に間隔をあけて。家に帰ったらすぐに手を洗いましょう。
- 症状がなくてもウイルスを広げる可能性があります。一緒に住んでいる人以外は、家族や友人であっても、集まるのを避けましょう。
ほとんどNHSと同じですね。
----上記で記載した内容は4月4日現在です。----
次のブログで、LockDownになっているイギリスで今どんな仕事の人が働き続けているのか、どんな風に在宅勤務に切り替えられているのかについて書いていきたいと思います。
イギリスでは日本よりも感染が広がっているため、先に外出自粛(3月23日)が宣言されました。そのためLincoが何かイギリスの対応でいいなと思ったことはTwitterなどでも配信していきたいとおもいます。
Lincoは何よりも世界中でこの感染拡大が早く収まり通常の生活に戻ることを願っています。
このCOVID19に対する政府の対応・方針は日々変化しておりますので、Lincoのブログの現状はすぐに変わってしまうと思います。常にUK Gov、外務省、日本大使館からの最新情報を確認してください。
今回も読んで頂きありがとうございます。
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過去ブログもよかったらどうぞ! Lincoでした。
なるべく外出は控えようと日常生活はできたとしても、会社がいまもいつもどおり運営していたら、サラリーマンである以上通常の業務をやるしかないのかもしれません。社長クラスが方針を打ち出し、思い切ってほぼ全員の自宅勤務を推進していくしかないのかなとも思います。
このCOVID19に対する政府の対応・方針は日々変化しておりますので、Lincoのブログの現状はすぐに変わってしまうと思います。常にUK Gov、外務省、日本大使館からの最新情報を確認してください。
今回も読んで頂きありがとうございます。
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過去ブログもよかったらどうぞ! Lincoでした。
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