#047 イギリスの大学院-08 初試験!

イギリス大学院での試験”Exam”について感想を記録と記憶として残しておきたいと思います。では私が日本の試験と差を感じた6点と体験談について書きます。


古いタイプの2階建てバス☆

1.試験時間が長い



試験時間はいろいろな友達の話によると3時間が普通なのかなと思いました。私の場合も3時間の試験でした。ルールとして1時間半を過ぎるまでは、出て行っても駄目、試験の妨げになるので。試験終了30分前からも退出不可。早く帰りたい人は2時間半以内に終われば途中退出できます。私は3時間トイレも行かず、すべての試験時間をMAX使いました。終わった後は、本当に疲れ切っております。

2.英和和英辞典を使用可


送ってもらった辞書☆ありがとう

Non native オプション!!しかし書き込みがあるのは失格対象なので、書き込みゼロでお願いいたします。もちろん電子辞書は不可で、紙の辞書のみ可です。
大学に和英英和辞典はありましたが、かなりキャパが小さい(小学生並みの単語)辞書しかないので借りても足しになりません。あと図書館で借りた本でも書き込みがあったら失格になってしまいますので、1ページずつチェックが必要です。また英英辞典も使ってOKです。英英であれば、図書館にいいものがありますが、みんな借りたいので競争倍率が高いので、当日ない!という可能性もあります。ちなみにつかってはいけないコースもあったようですので一概には言えません。

私の場合は、英英ではなく英和和英の紙の辞書を2冊使いました。もちろん本タイプの辞書を持っているわけはなく。いつも電子辞書やPCで辞書は済ませていたので、新しいものを買うか悩んだのですが、結局、試験のために辞書をクリスマス休暇の際に日本から送ってもらいました。お父様、お母様ありがとう!

とある図書館にて

両親に頼む前にもちろんリンカーンの本屋さんを探し周りましたが、やはり日本語を勉強する人と言っても、UK人が日本語を勉強するための辞書になるので、あまり、難しい単語は載っていないですし、引きにくい。ABCで並んでいますし、例文もなし。またAmazonなども同じ、ロンドンの日本から取り寄せができる本屋で買うと1冊6800円くらいですが、在庫はなく、日本から取り寄せで10日前後。クリスマス時期は確実に届くかよめないです。英和和英で2冊買った場合13000円くらいかかってしまいます。というわけで、私は、送料が5000円くらいかかりましたが、日本から、中古の辞書を送ってもらいました。合計6000円くらいで済んだと思います。


古いしかも青いタイプの2階建てバスリンカーンで見つけました

実際にその辞書使いました。大活躍!ちゃんと勉強していて、全部単語を覚えていればいらないのかもしれませんが、私の場合は使いました。英英を使っている留学生の友達もいました。実際にUKのネイティブの子もわからない単語があって、辞書組はいいなぁー!と言っていました。でも、小さい辞書の子はその単語はのっておりませんでした。結構難しい単語がでます。修士だから当たり前ですね。私もいくつか単語が見つかりませんでしたが、そんなもんだろうと思っていたので、辞書のおかげて落ち着いて試験にのぞむことができました。お守りみたいなもんですね。

3.机には、鉛筆、消しゴム、ボールペン、(ペンケースは不可)、上着、マフラー、ティッシュ、飲み物、なぜか軽いお菓子はOK、(留学生は辞書)、学生証


お勉強のお供

お菓子はOKと言っていましたが、食べている人はいませんでした。鉛筆で書いて後で消して、ボールペンで書いている人と、そのままボールペンで書く人がいました。鉛筆でも駄目ではないようですが、消せるのであまりよくないようですね。試験中に試験監督が学生証もチェックしますので、わすれないようにしてください。

4.持ち物は、自分の周りにおけない。

荷物は、日本だと足元においていると思いますが、先生の近くや教室の隅においておりました。カンニング防止対策ですね。

5.試験監督(警備)がいる。


こんな格好はしておりません。

これには驚きました。普段の先生の他に日本だと、学生のアルバイトが監督していると思うのですが、UKは厳ついかっぷくのいいお兄様(おじちゃん)が私たちを3時間見張っております。時間の管理もその人がやり、1秒たりとも大目に見ないような態勢です。辞書を使った時などは、試験監督が、書き込みがないかチェックしに来ます。また、トイレに行きたくなった場合は、トイレに行けるのですが、静かに手をあげ、こそこそとトイレに行きたいことを伝えて、席を立ちます。その時、試験監督(いつもの先生)が、トイレの入り口までついてきます。教室は、警備の人が見張り続けておりました。結構厳しいですね。

6.机から落ちたものは拾っていい!


階段(大学内ではありません)

鉛筆など落としたら、日本の場合拾わないで手を挙げる感じですが、自分で拾ってOKなようです。自分の荷物も周りにないから、カンニングは出来ないですしね。また自分の周りの床に辞書などはおいてもいいようです。机が1人の机(40mc x 25cm程度)ってこともあり、小さく辞書2つと問題用紙、解答用紙はのりきりません。英英辞書は特に大きく、下においておりました。


勉強のお供、時間がないときに非常に助かります。

以上が、日本と違うなと感じた点です。あと日本と同じ点は試験問題の持ち帰り不可です。もちろん試験後の漏えい不可!しかし、先生自体が、勉強のために過去問サンプルを前もって提示してくれたりしています。これは助かりました。なかったら何を勉強していいかもわからない状態でした。試験形式は様々、記述問題から選択問題まで(と言っても、5から12個の選択肢まであり1つ選ぶとかで、あてずっぽうでは無理な形式でした。)あとは書き込み形式の問題や、2問だけ大問が与えられて、ひたすら論じる形式などあるようです。おそらくそんなところは日本と同じかと思います。


リンカーン城


試験全般の印象ですが、カンニング防止対策が日本よりやや厳しいと感じました!IELTSをちょっとだけ思い出しましたw。あと異常に問題が難しかったです。冬休み油断すると痛い目に合う。と言っても風邪ひいてどこにも行かなかったのですが。勉強が足りなかったと痛感。



細長―――いライオン

P.S. いつも書いておりますが、試験も大学やコースによってまちまちだと思いますので、ご参考まで、UKの大学で違いを感じた人はぜひぜひコメントもお願いいたします。

これからイギリス留学を考えている皆さんの参考に少しでもなったら嬉しいです!

前回のイギリスの大学院-07はこちらから


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2 コメント

キム兄 さんの投稿…
試験お疲れ様です!
猛勉強してKit Kat(きっと勝つ)食べたのだから絶対大丈夫でしょう。
Linco さんの投稿…
キム兄さん
Kit Kat足りなかったようです。。。