#079 TOEIC と IELTS と 留学

日本で仕事をしている人、受験生、大学生にとってはメジャーな英語試験「TOEIC」。


イギリス留学、オーストラリア留学・ニュージーランド留学を考えている人にとって大切な英語試験「IELTS」


それぞれの違いや勉強方法について、留学前から今(留学中)にかけて感じたことや塾の先生、イギリスでの留学生、周りの友達のお話しを交えてブログにしたいと思います。

まずは、TOEICから、

Lincoも社会人だったので、必死にTOEICを勉強しておりました。そして、よく言われることはTOEICの点数が良くても英語は使えない。

これは本当か?


個人的には、YES。本当です。


TOEIC   

やはり、使える英語=実英語とは自分で表現するスピーキング(話す力)とライティング(書く力)が必要になります。今の世の中、仕事でのメールやり取りは必須なので、書く力は本当に必要です。しかし、普通のTOEICではそれが試験項目にないのです。

注意:TOEICのスピーキング(話す力)、ライティング(書く力)のテストはあります。ただまだまだメジャーではなく。基本的に、リスニング(聞く力)とリーディング(読む力)の試験をTOEICと呼んでいます。

ただ、TOEICは日本人内での英語(TOEIC)レベルを測るのには受験者数多いので、とてもいい指標だとは思いますし、何と言って行ってもほかの試験より安い。そして、もちろん英語がペラペラ話せて、帰国子女のような人であれば両方ともいい点数が取れると思いますので、点数が良くて、ペラペラ話せる人ももちろんいます。だから企業はTOEICを指標にするんですね。


裏を返せば、実英語がそれほどできない人でもいい点とることができるのです!!

TOEICはスポーツと同じで反復練習。ゲームと同じで時間制限内に、どんどん敵と戦って倒していく、楽しんでやったもん勝ちと私の恩師が言っておりました。実際は、楽しめないかもしれませんが達成感は有りますよね!


留学前にTOEICの朝塾に通っていた私は、795点まで行って、そのあとは留学を決意したのでIELTSの塾に切り替えました。本当になれと根性と、反復練習でめげづに続けていれば、900点も夢ではないと思います。800点ぐらいまでは公式TOEIC問題集の丸暗記と時間配分になれて行けばとれるはず。私は、丸暗記まではいきませんでしたが、どの問題集も、満点が取れるようになるまで、繰り返したところ、点数が伸びました。すぐにコロコロ問題集を変えるよりも公式問題集がいいと思います。


(前にも書きましたが)こんなことを言っている私は大学生の時、何の勉強もせずにとりあえず、受験した初TOEICは300点台でした。(半分試験中、寝てた。。。)ひどかったです。英語を含め文系科目は全て苦手で、英語は好きなのにできないという完全理系。

そんな私も無事就職もして、仕事で海外にも行きましたし、そして、今は大学院に留学しております。


IELTS     

IELTSは、最初はなんて難しい試験なんだという、感覚から、落ち込む日々でした。自分が全く関係ない分野の単語もたくさん出てくるし、勉強の範囲が広すぎる。

ただ、IELTSは役に立つ感じが、TOEICよりも断然ありました。


ただ、勉強は大変やはりOUT PUTのWritingやSpeakingはすぐには伸びないけど、勉強しなければ、点数はとれません。Writingは最初4.0でした。。。

全てがある程度の点数が取れないと、受験に申請できないため、必死でした。

IELTSは試験の説明も英語で行われますし、持ち物の規制もTOEICと比べ物になりません。かなり重々しい。VISAの要件の一つとして行っている感覚が高いです。


持ち込んでいいものは、ペットボトルのラベルなし水、鉛筆、カバーなしの消しゴム、パスポートのみで、受験番号すら、紙に書いて持って行けず、暗記しておかないといけません。いくら花粉症でも風邪をひいていてもティッシュペーパーすら持ち込めない。手を挙げてIELTSの試験官から、数枚もらうようになっております。TOEFLを受けたことがありますが、それより厳しいと思います。

語学留学も経験したことない私にとっては、その重々しさも、緊張を誘いました。


そして、試験代が何と言っても高いので、4万円くらいします。そのため、効率よく勉強しないと間に合わないと思って、塾にも通っておりました。

私が通っていた塾は有名塾のAGOSさんではありません。体験ゼミに参加したところ、いい学校かと思いましたが、費用が高すぎるのでやめました。セブ島留学よりも高い。私が言っていた塾は東京にありました。AGOSさんよりもっとアットホームで、ほめて伸ばしてくれるような塾で、講師はみなさんもちろん留学経験者。とてもいい先生たちでした。


塾に通っていた生徒さんも、皆さん真剣。ほとんど、MBAを目指している人が多かったですが、高校生も一緒でした。

塾に短期集中で通っていましたが、仕事もしながらで、時間がなさ過ぎた私は、点数が思うように伸びずに終わてしまいましたが。ちゃんと、IELTSのノウハウは身についたため、後悔は有りませんでした。

IELTSも基本的には同じく、反復練習だと思います。どんどん時間があるときはIELTS対策に奔走しましょう。私の場合は、反復する時間がなかったため、伸びなかったんだともいます。。。

単語数も大幅に広がりますし、SpeakingとWritingという強敵も現れます。基礎力が本当に試されます。



私は、試験でとても緊張するタイプなので、気分転換に英会話カフェにも行って、スピーキングの場馴れの練習もしました。初対面の人と、英語でしゃべるのって、最初本当に緊張するので、テストで緊張しないように普段から練習していました。

結構、東京では、英会話カフェを利用して、Speakingに備える人もいました。私は、試験の前の日や、Speaking試験の直前に利用していました。



英語の先生からのアドバイスは、嘘でもいいし、わからないですでもいいから、ペラペラ話せること、英語の試験なので、固まっていては、会話力がないと思われてしまう。英語力を見る試験であって、人間性を見る試験ではないので、ドンドン話せるようになることたいせつ。

ただ、英語が苦手な私は基礎力が低く大変伸び悩みました。。全然話せない。

試験前は東京に住んでいなかったので、Skype英会話も行っておりました。Skype英会話は、TOEIC対策を行っていても、IELTSをやっているところは少ないため、自分から、IELTSのSpeakingお題を準備しておいてSkypeのテキストで送って対策を整えておりました。相手に問題を言ってもらって、答えるようにしていました。そして、あっていたかをチェックしてもらうようにして、自分のSpeakingのネタを増やしていきました。ネタをたくさん持っていれば、それほど緊張しなくて済みます。

そして、Skype英会話は、何と言っても安いのが良かった!Skype英会話でWritingも人によってはチェックしてくださいましたし、前もって送ってチェックしてくれる優しい先生もいました。

どれもこれも、試験の場馴れ対策の一環として、良かったと思います。そして、結局Pre-sessionalからの留学生活になりました。

お金はかかりましたが、IELTSは最終的には楽しんでやれていました。


私以外の体験談ですが、私より、TOEICの点数が低く500点台だったけど、IELTSの勉強を必死に行った学生は、6.5を取って、Preなしで留学した人もいます。その人は、2年間イギリス大学院留学し、死にそうになって日本に帰ったらTOEIC900点台取れたそうです。やっぱり、基礎力が伸びたんだと思うとおっしゃっていました。

ヨーロッパ人はほとんど、Pre-sessionaにはいません。やはり、ヨーロッパの人は、アジア人よりも英語を使うチャンスも、耳にするチャンスも多い。TVでも普通のチャンネルで、英語(イギリスやアメリカ)のプログラムニュースを見ることができます。そして、そもそも自分の国のチャンネルが面白くないから、英語の番組ばっかり見ているという人が多いです。そのためIELTSの塾に通っていたという人はあまり聞きません。むしろ、イギリスに来てしまってCollageに通って英語を勉強する人が多いと思います。

ヨーロッパの人はそもそも、英語を聞き慣れているので、IELTSはアジア人よりは、すんなり点数が取れるようです。日本の場合、お金払わないとアメリカやイギリスの番組は見れないですもんね。


大学院の授業が始まってからも、もちろん英語は付きまとってきます。というより、これからが始まり、IELTS英語ではなく、自分の専門の新しい単語をどんどん覚えていかなければいけません。専門が私の場合は変わってしまったので、知らない単語のオンパレード。

私の同級生はアメリカ人かイギリス人+ヨーロッパ人で、英語できる人しかいなくて、私だけ、聞き取れない日々。。。一人劣等感にさいなまれました。。。でもみんな(先生も生徒も)優しいから助けてくれて今まで留学生活を過ごせております。本当に良かった。いつも友達に恵まれている。

これから留学を目指される方、試験を受ける方は、自分に合った方法で基礎力をあげて、英語試験に臨んでくださいね。


このブログが、皆さんの英語試験の役に少しは立つといいなと思います。

重複している話が多いと思いますが、良かったら以前の英語勉強関連のブログもご確認ください。

#003 留学前の英語の試験(IELTS)って?TOEIC?




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4 コメント

匿名 さんのコメント…
すごくよく分かります。共感!私も最初日本でIELTSを受けた時、難し過ぎて放心状態になりました。それでもIELTSに沿って勉強していれば、英語力全体が上がっていく感じがして、質の高さを実感しました。TOEICは受けたことはないですが…。大学・大学院に入ると専門の勉強ばかりで、改めて英語を勉強する余裕がないですよね。でも、しないとまずい…。
Aya@Lincoln
今日もクリニックでやられました…!
Linco さんの投稿…
Ayaさんコメントありがとうございます。私も英語の勉強していないですね。試験としての英語力はあまり、伸びている気があまりしませんが、おそらくBritishイングリッシュのリスニング力は良くなっているはず。あと、英語で人に話しかける度胸はついたくらいですかね。
こてまま さんのコメント…
はじまめして。社会人歴約20年です。
この年になってイギリス大学院留学を検討し始めてLINCOさんのブログに出会いました。これから熟読させていただきます。
最近TOEICの結果がかえってきたばかりです。まぁまぁでしたのでIELTSの勉強に切り替えたいと思いますが、拝見する限り苦労しそうですね・・・はぁ。
Linco さんの投稿…
こてままさんコメントありがとうございます。社会人留学を考えている方からのコメント嬉しいです!

私は英語がもともと苦手な完全理系人間なので、全く伸びなかった感じでした。でも周りの塾友はみんな英語の点数がどんどん伸びていたので、人それぞれかと思います。IELTSはTOEICと雰囲気が全然違うので、ざっと勉強したら、とりあえず1回受けてしまうことをお勧めいたします。