#089 英国の七夕ってどんな?英語でなんて言うの?

今日7月7日は七夕ですね。英語で”七夕”をなんていうか調べたところ。



英語にはないんですね。。。そのため”TANABATA”と言うのです。そして、”SUSHI”ほどポピュラーな言葉ではないので、その内容を説明してあげないと、なんだイギリス人は全く分かってくれません。

さて、どんなふうに英語で説明するかというと。


”織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)が、1年に一度だけ会える日で、7月7日がその日なんだ。日本人は短冊に願い事を書くんだよ。とそんな風に自分なりに説明するしかありません。”

七夕を英語で説明したいという方へここのサイトにカジュアルに書いてありました。(English)


星は世界中どこでも見れるのに七夕は日本由来の文化なの?

ちょっと調べたところ、縁結びの神社のHPに七夕の歴史が書いてありました。

ざっくりいうと中国から伝わった文化のようです。なので、もともと日本の文化だったわけではありません。中国で生まれて、平安時代にその話が伝わると宮中行事として和歌を詠むようになった。それが短冊の始まりで、江戸時代には庶民の行事となったというわけです。
そのため本当は旧暦の7月7日なので8月頃が本当の七夕。


日本の七夕まつり

仙台の七夕祭りは今も旧暦の8月にやっていますもんね。(夏休みに近いから変えないんだろうな)

でも平塚の七夕祭りは7月7日近辺の週末にやっている。お客さんの取り合いしないようにだろうか。。。首都圏は、夏休みになると人が減るから7月の方がいいんだろうな。



星座はヨーロッパで広く用いられているのに、何で七夕の話はないんだろう?

完全にLincoの推測ですが、ヨーロッパの夏はイギリスは明るいんです。つまり、星が全然見えないんです。そのため、そんな七夕の話は生まれなかったのではないでしょうか?

リンカーンが街だからじゃないの?と思われるかもしれませんが、街灯がほとんどない田舎に行ってもそうでした。田舎に来たから星を見ようと張り切ったって遅くまで起きていたら、暗くならなかった。。。(サマータイムのせいかもしれませんが、朝も早くからとっても明るい。。。)


夜の10時10分

日は落ちているようですが、薄暮で、夜は23時くらいまで明るいんです。星は、1等星は明るくても見えますが、あとは惑星と、衛星、そしてたまに見える飛行機くらいで。カーテンを開けると外は明るい。

実際に調べてみました。


これが東京の日の入り日の出時間。クリックしてみて下さい。
1年を通してそれほど大きな変化が見られません。

それに比べて、Lincolnは年間でこんなに差があるのです。
真ん中がずれているのはサマータイムの関係です。

2つの写真の左下に注目ですNightという時間があります。Tokyoは7月7日に約6時間の夜があるのに対して、Lincolnは0時間です。つまり夜がないのです。

だから、★見えなかったのね。夜更かしして損した。。。

これを見てもわかる通り、天体観測ができる時間(Astronimical twilight begins/ends)が共に1時0分1秒となっていてつまり、星を見るのに十分にくらい時間の始まりと終わりが同じということは夜がない。見れないということなのです。


そして、冬はと言いますと。12時間も真っ暗なんです。

左下を注目(12時間夜)

左下注目(11時間よる)



イギリスの冬は夏が日が長かった分、どんどんあっという間に日が短くなっていくのを実感するのです。そして寒いんです。外に出たくないほど寒いのです。そのため星にまつわる年間行事はあまりないのかもしれません。(かなり自分本位の憶測ですw)

星は占いや、方角を推測するためにはたくさん使われているようですが、行事にはならないようですね。


じゃあ、イギリスでは七夕まつりしないの?

”Tanabata: Celebrate the Japanese Star Festival at Kew Gardens”というイベントを毎年Japanese Societyさんが行っているようです。残念ながらリンカーンではなく、ロンドンです。やっぱりな。
LincoはLondonへは行く予定がありませんが、是非機会がある方は行ってみて下さいね。


Lincoはひそかに七夕をやろうと計画中です
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追記、7月7日実行しました。

#090 イギリスで七夕気分!短冊書いてみた



今回もブログを読んでいただきありがとうございました。

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