#139 英国人って意外とキリスト教ではなく無宗教

今日はイースターシリーズ第2弾

今日はイースターにちなんで、イギリスの宗教のお話。

Lincoは科学以外はあまり興味がなく、国語社会特に、宗教とか、哲学とかほんと苦手な分野ですが、イースターということでちょっと今まで友達と話したりした経験と、調べたデータに基づき、イギリス人の宗教信仰について記録していきます。

イギリスの宗教

日本の皆さんは、イギリス人はキリスト教だと思っている人が多いかと思いますが、
もともとはキリスト教が広く普及した国ではあったものの、学生世代は、私「無宗教」だと言っている人が結構多いのです。本当かなーと思って、ネットで調べたところ、新しい情報によると、50%近くがNO religion(無宗教派)!



これって意外じゃないですか?入国カードとかにも「どこの宗教ですか?」とか、書く欄があったりして、何かに所属しているのが普通かと思っていたのですが、無宗教がどんどん増えているとのことでした。しかもこのデータは学生だけではなく全体なので、学生になるともっと比率が高いと思います。たぶん年配の方は、キリスト教が多いと思います。



そうつまり、日本と似ている。(と個人的に思います。)日本人も、家族的には、仏教か神道のどちらかに所属していて、葬式は、お寺でとかいう人が多いと思います。でも普通に無宗教だと思っていますよね。イギリス人もそんな感じで、ここに来る前には、クリスチャン多いんだろーなーと思っていたほどではありません。

イギリスの宗教信仰比率年表


でも、大学生の親世代はキリスト教信者が結構多いみたいですが学生はそうでもないです。

英国の正式な宗教って何?

イギリスの正式な宗教はキリスト教の宗派の一つである英国国教会Anglican(British Church)になっております。

そう、イギリスの大半はカトリックでも、プロテスタントでもないのです。

個人的にイギリス人はキリスト教だと思い込んでいたので。へー意外だなーとこっちに来た時に思いました。


無宗教が多いとはいっても、イギリスの小学校や中学校では、宗教の授業があって、主にはキリスト教、少しイスラム教、わずかに仏教、さらにわずかにヒンドゥー教、あとはその他という感じで習うようです。そのため結構良くキリスト教のことは知っていて、みんな、キリスト教ってここが変だとかここが良いところだとか話しています。しかし、私は宗教に対する知識が乏しく、全然ついていけません。

国の正式な宗教がキリスト教であったとしても、国全体として、それほど信仰心が強い感じではありません。とある投票結果でも、宗教は 政治に影響力を及ぼしてはいけないや、宗教はHarm than goodであると考える人が過半数を占めておりました。

自国の謙遜なのか、何なのか、無宗教の友達は「日本って仏教?仏教ははいいよねー」と褒めてくれたりする人もいますが、何がいいんだか、悪いんだかも、知らないのでさっぱりわからない。日本の主な宗教の一つである、仏教や神道についてももっと知ると面白いかなーと思いました。日本の宗教観について、英語でとても良く説明しているなーと思っているのがこのサイトhttp://wasa-bi.com/topics/1912
自分では日本の宗教についてうまく説明ができないので、このサイトを読んでと言ってしまっていますw。

逆に仏教が大半を占めるタイ人の子は、仏教は変だよねーあれやこれやと説明してくれました。みんな自国の主な宗教を否定。。。謙遜なのかな。それもこれもちゃんと知っているからできること。

そんな話について行けないLinco。

無宗教?無関心?

イギリス人の場合は、無宗教であっても、宗教は良く知っていて、無関心ではありません。BBCも神は存在するのかとか討論番組があったります。

日本の場合だと宗教の時間というのは、特別な学校でない場合、特には無く、社会、倫理や歴史の一部でちょろっと習った感じかと思いますが、宗教の自由の観念からかそれほど、詳しくは教えられていないかと思います。宗教の自由なのか、タダの無関心なのか。Lincoは今まで無知だったのだと思います。あと日本にいた場合、特に興味がわかなかった。

イギリスにきて、ヨーロッパ人との会話に入るためにも、宗教の基礎知識くらいはちょっと勉強したらちょっとたのしめるのかもなーとも思いました。

あと、観光地(大聖堂、アビー、城)行ったときとかも、宗教の話はつきものなので、ちょっと知っているともっと楽しめるとおもいました。イースターをきっかけにちょっとだけ勉強開始しました。最初は「聖闘士☆お兄さん」をもう一回復習してみよう。

余談

ジーザス(Jesus)=イエス。 クライスト(Christ)=キリスト。
つまり、「ジーザス クライスト!」という「オーマイガー」の意味で良く使われるこのフレーズはただ日本語訳でいえば「イエスキリスト」と言っているだけなんですね。これは、キリスト教の人に対して使ってしまうと、Swear Wordになります。なのでとても失礼ですので、Oh My Godといわないようにしてくださいね。


Linco

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またイースターシリーズをすぐあげます。興味がある方はほかの過去ブログもご覧ください。

昨日のブログ

Good Fridayって何の日?


キリスト教と関係がある、大聖堂の過去ブログ

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4 コメント

yuka さんのコメント…
意外!!!
島国だから?って思ったけれど、アイルランドは違うよね。
多国籍なこととも関係あるのかしら?!
Linco さんの投稿…
意外ですよねー。島国だからではないとおもう。
ヨーロッパは年配の方は信仰心が強いけど若い人はそれほど宗教信仰は強くないみたいです。
アイルランドはカトリックが多いはずです。
匿名 さんのコメント…
2年以上前の記事について失礼します!
私の家は代々天台宗の家系で、事あるごとに本家の唯一の後継者として、幼少の頃より祖父母に様々な宗教活動に強制的に参加させられてきたので、宗教の在り方の問題点や生き方については考えずにはいられませんでした。
また、私は現在ミッション系の大学(プロテスタント)に在籍し、キリスト教の精神も同時に学んできており、
常にそれぞれの宗教に関して客観的に捉え、宗教の在り方とその是非を分析するなどしています。
イギリスは私にとって大変馴染み深い所ですが、彼ら、特に若者はキリスト教という宗教を一心不乱に信仰しているのではなく、
少し距離を置いて客観的にその宗教を「外」から見、考察しているという印象だと私は感じています。

すみません、そして重箱の隅をつつくような事ですが…
Linco様が余談のところでおっしゃっていた、ジーザス(Jesus)=イエス。クライシス(Christ)=キリスト。に関してなのですが、
Christは、あえてカタカナ表記にする場合は「クライスト」となり、英語圏の人が感嘆で言う “Jesus Christ!”も、「ジーザスクライスト!」となります。「クライシス」であると、”crisis”=「危機」という全く別の単語になってしまうので、少し気になりました。
また、「英語のSwear wordはキリスト関係が多い」とおっしゃっていますが、”swear word” とは “shit” “fuck”などの「下品な言葉、罵り言葉」のことを指してしまうため、”Oh my God!” や “Jesus (Christ)!” 等はswear word には含まれません。
細かいところを指摘し、お気を悪くされたようでしたら申し訳ありません。
長文失礼いたしました。
Linco さんの投稿…
匿名さん
コメントありがとうございました。匿名さんのコメントをもとにいろいろなイギリス人にも聞いてみて、ブログを少し修正させていただきました。