#140 今日はイースター 何で卵が関係するの?

イースターシリーズ第3段。今日はイギリスのイースターと大学生のイースターについてブログを書きたいとおもいます。

今日2017年4月16日日曜日はイギリスではイースターサンデーと言って、Easterをお祝いする日。イースターと言えば卵の形をしたチョコレートや、ウサギがモチーフになっていて、たくさんの卵やウサギの形をしたお菓子がうられております。


そもそもイースターってなんなの?
イギリスでは何するの?
何で卵なの?
そんなことについて書いていきたいと思います。


今日も含め、イギリスはイースターホリデー中です。金曜日と月曜日は国民の祝日で金曜日から月曜日まで、お休み。

ちなみに、イギリスでは国民の休日をNational Holidayとは言いません。
Bank Holiday:バンクホリデーといいます。

本題に戻り、まずは、イースターについて、説明したいと思います。

イースターって何?

イースターとは日本語だと復活祭と訳されるようです!
キリスト教ではとても重要かつ有名な話。イエスキリストが、十字架に張り付けられて、3日目の日に生き返るという予言を実行した日。Fridayが十字架に張り付けられ亡くなった日で、その3日目Sundayが生き返った日とされています。そう、今日がEasterなのです。


日本語の復活祭って誰が訳したのかわかりませんがとってもわかりやすいネーミング!素晴らしい。そうイースターはそのキリスト復活をお祝いする日なのです。

そして、このイースターの日にちは毎年変わるのです。春分の日の後にくる満月の後の日曜日と決まっているため毎年変わるのです。昔の人はカレンダーも季節や、月によって決めていたんですね!

そのため、大学も後期(1月から5月)の後半にあるのイースターホリデーは毎回移動します。去年は、3月後半だったけど今年は4月半ば。このイースターの位置によって、3年生や修士の学生は、イースター明けに卒論を提出しなければいけないなど、休みと言っても休めない日々。。。

イースターの裏話としては、ペーガン(多神教の宗教)信者をキリスト教に取り入れようとして、布教活動の一環として復活祭を行うようになったという説もあります。ペーガンとは、日本の神道にも近い宗教(のような)で自然や多神を崇拝するもの。その人たちに、春はいろいろなものが芽吹きますよねーと言って始めたお祭りともされている。

イギリスでは何をするの?

英国国営放送のBBCテレビでは連日キリストにまつわる話が出ております。今日イースター当日は、朝から、大聖堂での式典やら、ローマ法王のごあいさつなどの中継などがされておりました。

BBCテレビより。ローマ法王の演説

ちなみにローマ法王はカトリックなので、イギリスの大半のAnglicanとはまた違う宗派。

イギリスの信仰率はカトリックは8.3%で北アイルランドの人はカトリックの人が多いようですが、ほかはもともとプロテスタント→Anglicanになったようです。(昨日のブログ参照してください。)

イギリスでもクリスチャンの人は教会や大聖堂に足を運んで、式典に参加する人が多いのかもしれませんね。

BBCテレビより。
イギリスのHereford Cathedralでのサービスの様子
ほとんどご年配↑

一方、昨日の記事にもある通り、半分以上が無宗教。イギリスの場合、ご年配の方の方が信仰心が強いので、若い世代でキリスト教ではない人たちにとっては、日本のクリスマスのように単なるイベントの一つと化している感じ。


スーパーや100円ショップで卵型のチョコレートがたくさん売っており。それを食べ、イースターカードを送ったりする程度。最近はカード文化も減りメールやFBなどでHappy Easterと書く程度。その頻度もクリスマスに比べたら断然低く、イギリスの大学生達だと、それほど重要ではないようです。


いくつかのブログでイースターの方がクリスマスより重要だという書いてもありましたが、イギリス全体としてはそんな感じがしません。キリスト教の人にとってはそう思う宗派もあるかもしれませんが、ただ、卵型のチョコ食べるのと休みであるという点が学生にとっては重要であり、あとは課題をこなすための休みという感じです。


なぜ卵なの?

イースターのモチーフとなっている卵。イースターエッグとも言われております。
なぜ卵なのか?

これは2つ説があり。
1つは、復活祭なので、卵は産まれる(生き返りの?)象徴として、イースターでは卵がモチーフとなっている。
もう一つは、ペーガンに対して布教活動をする際に、卵はもともとペーガンにとって、繁栄の象徴であった。そのため、復活祭も同じように卵を象徴としているのですとすれば、取り込みやすいので、卵を使ったとも言われております。


3000年も昔の話なので、いろいろな人が解釈をしているので何が真実かはわかりませんが。。。

子供たちは卵にペイントをしたり、するようですが、Lincoの周りで(大学生以上で)やっている人はいません。あとは、イースターというとエッグハンティング。という卵を探すゲームも有名ですが、私の周りのイギリス人は子供の時でもそんなにやらなかったよと言っていました。たぶん、親の信仰や学校がクリスチャン系かどうかにもよると思います。




Lincoはじゃあイースター何しているのか。

横にならえという感じで、TESCOでイースターエッグを購入し、そのチョコを食べながら、このブログを書いております。

手のひらよりも大きい卵型チョコレート

これが、リアルなイギリスのイースターなのでした。では皆さんHappy Easter!
明日もイースターシリーズ続きまーす。

イースターシリーズ。の過去ブログ!

#139 英国人って意外とキリスト教ではなく無宗教



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