#116 イギリス大学 住宅選び 用語解説

衣食住は重要と言いますが。

イギリスに来る前に何を言っているのか全く想像がつかなかったのが「


そこに並ぶ住宅用語は、

(例)
En-suit
Studio
4 Bed Apartment
15 Bed Cluster

海外旅行は行ったことがあるものの、海外に住んだことはないため。日本と文化が違い、アコモデーション(住居)用語が何を指しているのかわからず、これは本当に困りました。Lincoのように良くわからなくて困っている人がいるかもしれないので、ブログで住宅用語を解説いたします。



今回は大学が経営するアコモデーション(日本語で訳すと寮というよりマンションだと思ってくれると一番しっくりくるかも)に絞って説明いたします。

他にも、普通の家をシェアすることも一般的。語学留学だと一般的なのかもしれませんが、リンカーンでの大学生、大学院生の場合ホームステイはあまり一般的ではありません。(Lincoの友達は、だれ一人としてホームステイしているひと聞いたことが有りません)

そして、1年目の学生の多くがイギリス人、留学生問わずこの大学が経営するアコモデーションに入ります。なぜかというと、ほとんどの人が土地勘もないし、普通の家をシェアする場合誰と一緒になるかわからない。なので、大学が経営するマンションの方が、学生同士になる確率が高いのでちょっと安心。そこで騒いでいる間に、仲の良い友達ができることも多いかと思います。

大学側から、アコモデーションの一覧のようなものを送られ、住むところ決まっていなかったら、そこから選んでください、大学が経営するに入居したい方はこれに第3希望まで書いてね、とありました。


難しい単語ではないものの、まったく意味が取れないアコモデーションブリティッシュ英語について説明いたします。

住宅英語解説

Studioとは

自分の部屋にトイレとお風呂とキッチンがついているものStudio
日本のマンションでの一人暮らしをイメージしてください。一般的には1部屋のタイプで、結構狭い、小さいキッチン・小さい冷蔵庫・小さい流しがあって、リビングは有りません。勉強机とベットがある感じです。リビング完全にないわけではなく、同じ階で共有スペースとして1つ大きなものが設けられていることが一般的。そこで、同じ階の人と、TVを見たりパーティーしたり友達呼んだりすることができます。全てを自分の部屋で賄うことができるので、一番価格が高いかと思います。自分のスペース重要。という人はこれがおすすめ。日本人の狭い一人暮らしに一番近いかもしれません。


En-suitとNon en-suitとは

自分の部屋にトイレとお風呂がついているものがEn-suit
トイレとお風呂を共同で使うタイプがNon en-suit
です。


えっお風呂とトイレ一緒に使うの??と思われるかもしれませんが、Non en-suitを選んだ場合。みんなと共同です。イメージとしては家族で住んでいる家を想像してもらえればいいと思います。家族で、お風呂とトイレ共有しますよね?そんな感じです。



4 Bed Apartmentとは

まず、大きなマンションの各階や各セクションをアパートメントあるいはフラットと呼びます(建物自体のことではありません)。4 Bedとはそのセクションに4人住むことができて、4人は各個人の部屋をもちろん持っておりますが、キッチン・リビング、Non en-suitの場合はトイレとお風呂を4人で共有することになります。

各アパートメントには鍵がついていて、その4人以外はそこに入ってくることができません。(友達を連れて入ることはもちろんOKです)また各個人の部屋にももちろん鍵がついております。

そのアパートメントが多いところだと50個のアパートメントが1つのアコモデーション(マンション)に入っているような感じです。つまり200人くらいの人達が1つのアコモデーションに住んでいる計算になります。

宅配物は、そのマンションの管理人が受取、個人のポストに入れておきます。駐輪場などは共有ですが、自転車を持っている人のみがそのカギを渡されることが一般的。



15 Bed Clusterとは

4 Bed Apartmentと同じタイプで呼び方が違うだけです。15 Bedとはそのセクションに15人住むことができて、15人は各個人の部屋をもちろん持っておりますが、キッチン・リビング、Non en-suitの場合はトイレとお風呂を共有することになります。ただし、15人で1つのトイレということはないと思います、おそらく3つくらいのトイレやお風呂を共有するのが一般的かと思います。キッチンも複数あることも多いと思います。


洗濯共有
大学のアコモデーションには、洗濯室が設けられていることが多く、洗濯室まで洗濯物を持っていかなければいけません。洗濯室には2台から20台どれくらいのアコモデーションかにもよりますが、それくらいの洗濯機を共有するため時には並ばないといけません。
結構大きい洗濯機のため週に1回程度洗濯するのが一般的で、乾燥機もついております。有料です。洗濯は£2.5、乾燥は£2.1程度。洗濯カードを購入して支払うという形式が多いです。イギリスは夏以外はからっとしているときは少ないので乾燥機を使う人も多いです。マンションは密閉率も高いので、部屋干ししてもじめじめしてしまうので、乾燥機を使う人多いです。でも洗濯に£4.5って高い気もしてしまう。しかし、全部自分で家電を買う日本に比べたらいいのか。。。

過去ブログ洗濯機編

英国トリビア 洗濯物の干し方。 はこちらから。



キッチン共有

キッチンには基本的なものはついております。オーブン、コンロ、冷蔵庫、ケトル、ゴミ箱。(炊飯器は有りません)フライパンなどキッチングッズは共有するみんなで、仲良く買う場合と、自分のモノは自分で使う場合と仲の良さによって違うかと思います。


過去ブログ ご飯編

海外での美味しいご飯の炊き方。日本産のお米は売ってません。 はこちらから。



大学のアコモデーションの契約

Contract Length: 契約期間 

日本の場合2年間での契約更新などありますが、いつでも好きな時に入居できることが多いかと思います。しかし、イギリスの大学のアコモデーションの場合10~11か月間の固定が一般的

アカデミックイヤーが始まる、9月の入居の場合、半年だけの入居などは交渉してもなかなかできません。

大学側も1つに統一したほうがいろいろ経費が省けるからだと思います。またイギリスの場合9月中旬に始まり、5月末頃には夏休みに入ることが多いので10か月契約でも学部生の場合十分なのです。しかし、日本からの留学生の場合その2か月どうするの??という場合日本に返る人、ヨーロッパに遊びに行く人が多いかと思います。2か月間はアコモデーションのリニューアルや一気に清掃をすることができるので新年度に向けての準備がしやすいんだと思います。

Lincoは大学院で、夏休みがないため、1つ目の住居の契約が11か月で切れて、新しいところに引っ越しました。(普通の家タイプなのでその話はまた別のブログにします。)



Contract Dates (契約日 9月入居の場合決められているのが一般的)

契約開始日も決まっていることが一般的。もちろん遅く入ったりすることはできますがその分のお金の返金は有りません。早くはいりたい場合は追加料金を払って、交渉して少し早く入ったりすることができる場合がありますが、リニューアルなどの関係もあり、無理な場合もあります。つまり多くの学生がその開始日に入居するので、エレベーター階段は大賑わい!駐車場も両親が荷物を持っててんてこ舞い。

契約終了日も同じ日が多いのですが、イギリス人の場合、各自自分のコースが夏休みに入ったら、実家にぱらぱらと帰っていきます。荷物はほとんどの場合車に乗せて持って帰ります。しかし、次年度も契約している場合、アコモデーションによっては荷物を置いていくことも可能です。(人によってですが、いくらかその2か月間もお金を払っています。)

日本人留学生の場合、荷物を全部持って帰ってまた持ってきてというのはあまりにも大変なので、大学のアコモデーションの人と交渉して、荷物を置いておくことも可能。3年間契約した場合でも、同じ建物内でも引っ越すことがあるので、荷物はある程度まとめないといけないことがあります。


Annual Rent Fee (月払いか年払いが一般的)

大学のアコモデーションの場合、月払いか年払いが選べたとおもいます。
一気に払わなくても大丈夫なことが多いです。
Lincoは大学のアコモデーションを使わず、私営の家タイプの住居に住んでいたのですが、イギリスに住んでいる保証人(知り合い)がいなかったため、月払いが許されず、11か月分入居前にガツンと払わないといけませんでした。(当時1ポンド200円だったので分割出来たら、数か月後には1ポンド150円くらいまで下がったのに。。。)


大学のアコモデーションの価格

大学が経営するんだからちょっと安いんだろうと日本人の場合想像されるかもしれませんが。実際は、他の家より高いです!£100-140/week, 1か月£400-600です。家タイプだと£75-100/week程度かと思います。(もちろんこれはリンカーンの場合であって、Londonなどはもっともっと高いと思います。)

なぜ大学が経営している寮のほうが高いかというと、セキュリティー(管理人さんが常にいる感じ)かと思います。マンションはほかの家よりセキュリティーは高いとおもいます。自分の部屋に入るまでに3つは最低鍵を使わないとたどり着けませんし、管理人さんも平日はそこにいるので困ったことがあったら対応してくれます。荷物の受け取りもやってくれる場合が多いでしょう。



大学アコモデーションの利点と欠点

利点

大学に近い
学生なので気を使わない
友達ができやすい
大学生に戻った気がする(社会人から戻ったLincoとしては。。。)
セキュリティーが高い。
問題があったら管理人が対応してくれる。
もともと友達がいる場合は一緒に住むことできます。

欠点

価格が高い。
契約が固定されすぎているため損することがある。
Studioでもキッチンや冷蔵庫が、狭すぎることもあり。
ティーンネージャーの一人暮らし初という人と一緒になると、めちゃくちゃ共有スペース汚い場合もあり。(要望できる)
洗濯機が有料
学生のノリについて行けずうるさい!と思う人も。
アジア人だと気を使って、アジア人同士を一緒に同じクラスターに入れるため、フラットメートが全員中国人ということも。まるで中国に住んでいる気分。

どうやって選ぶ?

日本から選ぶ場合、上の情報を参考に選ぶしかないと思います。あとは自分の大学の日程に合っているアコモデーション、自分の要望を聞いてくれるところ、あとは口コミをチェック。イギリスにちょっと早く行ける人はホテルに数日停まって、自分で下見する人も。しかし重要なのはフラットメートだと思いますので、建物を見ただけではわからないことも多いのでネットでチェックして決めてしまう人も多いです。

Lincoはどうやって住居を選んだか


Lincoの場合は、Pre Sessionalコースに入らなければいけず、日本からネットで、大学のアコモデーションを契約しました。そのコース用に1か月貸してくれ、そこにとりあえず入り、メインコースの契約はしませんでした。

その最初の1か月間の間に町を知って、いろいろなアコモデーションや、私営の家を見て回りました。1か月間はみんな同じPresessionalコースの人でしたが、全員中国人で。家に帰ると、中国に住んでいる気分になりました。

過去ブログPresessional Course Pre-sessional English コース?はこちらから。


1か月いろいろな住居を捜し歩いた結果、大学のアコモデーションはやめて、10人住める家に契約しました。Lincoは英語が全然できないので、少しでも、英語を使う機会を増やしたかったのと金額が高かったので、自腹の身としては、大学のアコモデーションをやめました。

大学のアコモデーションは外国人同士は一緒にされることが多いので、プライベートカンパニーで、契約している人の出身国を聞いたりして1母国語1-2人程度の場所を探しました。アコモデーションの人に聞いたところ、アジア人はアジア人同士で住むのが好きで、イギリス人もイギリス人同士の方が落ち着くらしく。同じアパートに同じ人種を入れた方が問題が少ないそうです。(文化が違うからね。納得)

私の場合、何人も英語圏じゃない人が住んでいると、その母国語ばかりになってしまうため、私は「英語圏以外は1母国語1-2人程度」という条件で管理人さんたちと話しながら、家を選びました。リンカーンの場合はほとんど日本人はいないため、日本人が住んでいないところという条件は付けなくてもOKでした。


リンカーンに住む、私の日本人の友達はほとんどアコモデーションに住んでいますが、みんな「1母国語1-2人程度」の環境の様で、しっかり英語を使って仲良く暮らしております。

あと8月に捜したためほとんどいい条件の家はもう売れてしまっていて、チョイスがなかったというのも本音です。10人はちょっと多めで、いい点も悪い点も。良かった点は私のフラットメートは全員21歳以上で学部生が少なく、ちゃんと部屋もきれいにしてくれる人ばっかりだったのと、うるさくしない学生が多かったので良かったです!!

10人の家での11か月の契約が終わった後は、クラスメートと新生活を開始しております。これもプライベートカンパニーの家タイプ。なぜかというと院は中途半端なときに終わってしまうので、11か月も契約しても損してしまうだけだから、数か月での契約を認めてくれるところを探しました。またクラスメート4人が一緒に住めるところ。4部屋タイプの家へ引っ越しました。


Lincoの住居事情大公開!

2015年8月 1か月間
       大学アコモデーション6Bed Apartment (£135/week)
               (1キッチン、En-suit、鍵あり)
2015年9月11か月間
       私営の家タイプ10 Bed House (£90/week)
               (2キッチン、3トイレ、2シャワー、鍵あり)
2016年8月- 現在  
       私営の家タイプ 4 Bed House (£90/week)
              (1キッチン、1トイレ、1シャワー、鍵なし)    

全て光熱費、インターネット込。デポジットは別途 £200-300 初月払い



今回は、ちょっと長めの大学のアコモデーションについてでした、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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その他のイギリス生活については過去ブログもご参考にされてください。

洗濯機編

英国トリビア 洗濯物の干し方。Clothes Horse洗濯馬って何?


ご飯編

海外での美味しいご飯の炊き方。日本産のお米は売ってません。


Presessional Course

Pre-sessional English コース?



持ってきてよかったもの

英国に持ってきてよかったものTOP3














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